ジュンジの介護、そしてあんこの変化

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ミニーが落ち着いたと思ったら、今度はジュンジの介護が始まった。
私にとって、ジュンジは価値観がまるで違う宇宙人のような存在。
ジュンジの体と脳の衰えに気づかないふりをしていたが、ミニーに頼れなくなった今、そうも言ってられない。
意を決してジュンジと向き合うことにした。

すると、早速衝突(´Д`)アリャ

私はメソメソ、温厚なアニさんは怒り、ミニーが的外れな発言をして問題をさらにややこしくする。

うわ~。こりゃ、どうしたもんかいな。(ノД`)(頭を抱える)


ふとジュンジに目をやった。
みんなを敵に回してしまったジュンジの背中が、小さく孤独に見えた。

「ジュンジがかわいそう」

…えっ!?( ゚Д゚)

そんな感情が湧いてきた自分に戸惑った。
だって、あんなに嫌いで避けてきたジュンジに対して、そんな優しい感情を抱くなんて。
今、こうして文章を作っていてもむずがゆくなる。

この日、私の中の何かが変化した。

ジュンジに対してもミニーに対しても、今までと同じように接してはだめだ。
「このくらいわかるよね」「わかって当然」は通じない。
正論をぶつけるのはNG。

必要最低限のやりとりしかしなかったジュンジと「会話」をするようになり、
ケアマアネージャーさんや理学療法士さんとジュンジとの間に立ってやりとりをし、
病院に付き添うようになった。

宇宙人だったジュンジの気持ちが、少しずつ理解できるようになってきた。


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