母は、右腕が上がらないと言う。「それは病院に行かなやろ。一緒に行くよ」と言っても行きたがらず、先延ばしになっていた。で、とうとう日常生活に支障をきたすようになり、ようやく整形外科に行くことに。昔から、我が町のお年寄りが集まる憩いの場的存在の病院へ。「体のどこかが痛くなったら、とりあえずそこに行こう」という感じで愛されているその病院。
母が1人で行けるというので任せていたら、帰宅後「なんて言われた?」と尋ねてもイマイチわからず。まあ、母ぐらいの年齢の人にはよくある症状なのかな?とそのときは思った。そして、他のおじいちゃんおばあちゃんと同様、リハビリに通うことになった。
しかし、痛みはひどくなる一方。そのうち、体の別の部分も痛むようになってきた。無意識で右肩をかばっているからかも?
朝も自力で起き上がれなくなり、私や父が助け起こすようになった。でも、そこは人に甘えるのが苦手な母。なるべく手を借りずに起きたいと言って、毎朝30分から1時間かけて起き上がり、ぐったりしょんぼりしている。「こんな自分が情けない」と。私は、母のお世話をすることは苦にならないけど、どどーんと落ち込む母を見るのはツライ。
一度、母に付き添って病院に行き、お医者さんにわからないことを尋ねた。それで一旦は安心した。
でもやはり症状は悪化するばかりで、母は毎朝「この世の終わり」のように落ち込む。なので再び、母に付き添って病院へ。すると、もしかしたら他の病気かも…ということで、また一週間様子を見ましょう、と。
この日は朝9時に病院に行き、終わったのが13時過ぎ。母が「疲れたやろ?忙しいのに、ごめんね。悪いね」を繰り返すのでかわいそうになる。だから、本当は疲れていても疲れてないフリをする私。
今日は兄が手すりを取り付けに来てくれた。父が兄に事情を説明したらしいけど、うまく伝わっているか不安だったので、後でこっそり私からも兄に母の状態を説明した。
そういえば…と、何かでちらっと見たコミックエッセイを改めてちゃんと読むことにした。普段、マンガは全然見ないんだけど。
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健康以下、介護未満 親のトリセツ [ カータン ]
そう、この「介護未満」というのが今の母にしっくりくる言葉なんだよね~。カータンさんには心強い存在のお姉さんがいる。私も何かあったら兄を頼ろう。うん、そうしよう。
あにさん、よろしくお願いしまっせ。
参考:前回の投稿「老親と楽しく暮らす」
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